新しい葬儀のスタイルを知ってみると

2017年08月17日
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一般的に葬儀というのはお通夜を行い、そして翌日に告別式を執り行うものではありますが、昨今は新しいスタイルが生まれてきています。親と子が一緒に暮らすことが少なくなり、親が亡くなったとしてもお葬式に十分な時間が取れないというとき、一日葬という選択を採る人が多くなってきました。

一日葬の流れとしては、逝去から24時間は遺体を安置し、斎場で納棺を行ったのち、通常ならお通夜を行うところ、すぐに告別式をとりおこないます。また、火葬後、初七日法要というのが一般的なところ、告別式とともに初七日法要も行ってから、火葬を行いますので、火葬後は遺骨を持って自宅に帰ることになり、会館と火葬場を行ったり来たりといったことも省けます。

ごく近しい身内だけで行い、親族以外は一切参列しないという場合でも、仕事が忙しくてなかなか勢ぞろいできないというときに、一日葬が選ばれる傾向にあります。お弔いはスピーディーに済ませ、後日、お別れ会といった具合にみんなが集まれる機会を設けて飲食を行うことで、誰もが一日だけのお葬式に参列することができるメリットを生み出します。

お通夜を省くことによって金銭的な負担が減るというメリットもありますので、お葬式の費用の捻出に困るといった場合にもメリットが大きいと言えるでしょう。小さなお葬式という呼ばれ方をされていることからもわかるように、しっかりと葬儀を行いながらも、時代に合わせた簡略化を果たしているといえます。

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